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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
「リラックスをしてベッドに腰掛けて下さいアドルフ殿」
彼の言う通りベッドの端に座る‥
そして彼の手には、小さな皿が一枚‥‥
「・・薬草と言ったが、苦い薬でも飲ませるつもりか?」
「いえ‥
薬草は薬草でも香草‥香や煙の類で、部屋中に充満させます‥
匂いは甘い匂いですから心配なさらずに‥‥」
サイドテーブルに皿を置いた彼は、多分に皿の中にあろう薬草に火を点し煙を立たせた。
「・・・・
確かに甘い匂いだ・・・」
「リラクゼーション用の香草も混ぜていますから、ゆっくりと深く吸い込み時間を掛けて吐く‥
これだけでも気分が楽になりますよ」
説明しながら私の元‥ベッドの前に立ち、また私の胸から下に向かって手を翳す・・
「・・・そう‥良い感じです・・・
呼吸を繰り返していく内に、胸から下半身に向かって温かくなる筈・・・」
「・・・ああ・・・」
不思議な程に気分が良く、躰が温かい‥
彼の言われるが儘に、更に呼吸を深めていく・・・