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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第10章 ルークのおかしな武者修行
「何故‥
盟主でしたら無理にでも‥‥」
「・・ご主人様でしょうルーク?
・・・幾ら賢人共に反発しても、ギリギリの所で賢人共には手を掛けれません、20の賢人が居なければCross selsの機能自体が停止してしまう‥‥
それは私の本意では無いんです」
つい感情が高ぶって‥
賢人を力で抑えていても、賢人達に手を掛ける気は無い‥
初めて聞いた言葉、自分は逆らえば賢人すらも手に掛けると思っていた。
「わざわざ、自分の大切な玩具箱を壊す馬鹿も居ないでしょう?
私に取ればCross selsは、私に都合の良い玩具箱‥
賢人も含め必要なんですよ、Cross selsという入れ物と本部遺跡の全てが、私の存在理由と‥遊ぶ為に・・・」
「でしたら尚更、代役の秘密は必要不可欠では!?」
「・・・
私に知られないように隠蔽しています‥
鍵は知識と教練、そして記録と補完が持っているんでしょう‥‥
時を待つしか無い‥手を掛けれ無いんですから、命尽きる時を狙うしか‥‥」
そう言って盟主は、寝転がったまま目を閉じてしまう‥
命尽きる時‥‥
盟主はずっと待つつもりなのだろう‥
どういう手を使うのか自分には分からないが、その時に知識を手に入れるつもり・・・