この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第10章 ルークのおかしな武者修行
自分はそれの手助けを出来ないんだろうか‥
盟主が欲しい知識を手に入れる手助け‥‥
暗躍と暗殺を専門に教えられた自分なら、盟主が出来ない事も出来るかも知れない。
盟主が初めて話してくれた本心に心躍る‥
とはいえ、まだまだ実力不足だろうけど・・・
「・・ルークは自由になりたいと思いませんか?」
「自分??」
「籠の鳥なのはルークも同じ事ですよ‥
産まれた時からCross selsしか知らない、だからこうして外に出ると苦労する‥‥
世の中はCross selsだけでは無いんです、もっと無限に広い‥そんな世界に出たいと思いませんか??」
自分も‥籠の鳥・・・
「確かに俺は戸惑っています‥
普通が分からなかった、外を知らなかった‥でも、ご主人様は外を知ってる・・」
「ええ‥
昔は世界中をさ迷いました、楽しかったです普通というものが‥
私には一時の事だと分かっていても、つい人に関わってしまう‥置いて行かれるのは‥私・・」
目を閉じているから、盟主がどんな表情なのか分からない‥
だけど声は‥憂い?悲しんでるように感じた。