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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第10章 ルークのおかしな武者修行



自分はそれの手助けを出来ないんだろうか‥
盟主が欲しい知識を手に入れる手助け‥‥


暗躍と暗殺を専門に教えられた自分なら、盟主が出来ない事も出来るかも知れない。


盟主が初めて話してくれた本心に心躍る‥
とはいえ、まだまだ実力不足だろうけど・・・



「・・ルークは自由になりたいと思いませんか?」


「自分??」


「籠の鳥なのはルークも同じ事ですよ‥
産まれた時からCross selsしか知らない、だからこうして外に出ると苦労する‥‥
世の中はCross selsだけでは無いんです、もっと無限に広い‥そんな世界に出たいと思いませんか??」


自分も‥籠の鳥・・・



「確かに俺は戸惑っています‥
普通が分からなかった、外を知らなかった‥でも、ご主人様は外を知ってる・・」


「ええ‥
昔は世界中をさ迷いました、楽しかったです普通というものが‥
私には一時の事だと分かっていても、つい人に関わってしまう‥置いて行かれるのは‥私・・」


目を閉じているから、盟主がどんな表情なのか分からない‥
だけど声は‥憂い?悲しんでるように感じた。



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