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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第11章 混乱と光輝く瞬間



その珍客は女性を沢山侍らせて、この塔の最上段にやって来た‥
本当に珍客らしい・・



「これは‥先客が居るとは‥騒がしくて失礼‥‥」


「いえ‥
ただ街中を眺めながらと思ったまでですので、こちらこそお邪魔になりそうな雰囲気‥‥」


身なり良き男性‥
周りには5~6人の女性達‥感じからして商売系。



「・・・あっ!!」


「??」


ルークが男性を見て驚き顔、という事は娼館か何処かで出会っていると考えた方が良さそう‥


・・答えは直ぐ出たが・・



「おや君は‥
あれから楽しみましたか?」


「え・・まあ‥それなりには‥‥」


「という事は、そちらの御仁も?」


「いえ‥この方は俺の主人です‥‥」


此処は合わせた方が良さそう‥
今騒ぎを起こすのは少々不味い。



「・・どうやら、うちの者がお世話になったようですね‥」


「いやいや、悩める青年に少々お節介的な声を掛けたまでの事‥
しかし‥主人とはまた‥使用人をああまで遊ばせる主人が居るとは思いませんでした」


「青年なのは、ひと時の間‥
そこに主人とか使用人とかは関係ない、普通に育って欲しいまでです、女遊びは遅く覚えると面倒ですからね」


「先行投資‥そんな所ですかな?」


「さあ‥
判断はお好きに‥‥」



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