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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第11章 混乱と光輝く瞬間

「・・・
いえ‥あまり占いは信じていないので‥
それにしても党員が集まる中、貴方は参加しない理由は?」
「それこそ占いです‥
今日の事には荷担しない方が良い、そうホロスコープに表れましたからね、だから私はこうして此処に居る」
「なるほど・・・」
占星術もそこそこに当たるのは理解しているが、全て当たる可能性は星詠みより低い。
(問題は情報量でしょう)
情報が多ければ多い程、当たる可能性は高くなり、精度も完璧になる‥
何も必要としない星詠みとの大きな違い。
エルンストと名乗った男性は、女性達とソファーに座り、本当に占いを始めたよう。
女性は占い好き‥これは昔から変わっていない‥
ただし占いで勘違いされ、魔女裁判なんて時代もあった‥少し古過ぎる記憶でしたか。
(・・後10分・・)
話に時間を取られていたらしい‥
後10分で暴動が始まる、私にしては結果が分かっている暴動だが、ルークは心配気に街中を眺めている。
「ルークはそこで街を眺めていなさい・・」
そう言い残し私は席を外す‥
向かうは勿論エルンスト・クラフトと名乗った男性の元・・・

