この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第11章 混乱と光輝く瞬間
「地位や名誉は今で満足している‥
そうだな‥‥私が欲しいのは知識情報‥占星術も良いが、私には追い掛けているものが1つだけあるのだよ」
「その追い掛けている物が手に入れば、仕事を引き受けて貰えると?」
「もし本当に手に入るのなら、喜んで引き受ける」
「その物とは??」
「・・古に廃れた星詠みの知識に関係する事‥
少しずつ集めてはいるが、廃れているが為になかなか情報は手に入らない」
「星詠み・・・」
これはまた‥
だが良い機会かも知れない、今の世で星詠みが解析出来るかどうか、試すのも悪くは無い。
「占星術では無い、星詠みという純粋に星だけで予想する方法‥
昔は権力者と共にあったが、今の社会共産主義に変わり、こういう技術は荒廃し消えてしまった」
「・・・
時の権力者は‥星詠みを珍重していました、その正確性に‥
多少なら情報提供出来るでしょう、ハプスブルク家に未だ星詠みの資料は残っています、借り受けるという前提でしたら可能かと思います」
私自身‥という訳にはいかないが、本当にオーストリアのハプスブルク本筋には、未だ星詠みの資料は残っている。
読み解けるかは、この男性次第になるが、交渉し借り受ける事は本当に可能。