この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第11章 混乱と光輝く瞬間
「手に入るのか!?」
「正確には限定で借り受けるです‥
貴重な資料ですので、向こうも人手に渡す気は無い筈、ですが数ヶ月借りるのであれば問題は生じないでしょうね‥‥
私が直接交渉します、嫌とは言えない条件付きで・・・」
「コンラート・ゼクス‥本当に貴方は何者なんだ?
ベルリンにゼクスという貴族は聞いた事が無い」
「ですから、しがない末裔です‥細々と年月だけ経った家系の‥
それで引き受けますか、私の仕事を?」
「・・・
引き受けよう‥
1つで良いんだな?」
「ええ1つです、暗示が使える貴方にしか出来ない事・・・」
スッとソファーから立ち上がり、クラフトの側に立ちそっと内容を耳打ち・・・
「 」
「・・・・なっっ!?」
その内容に驚きを隠せない様子‥
私としては計画の内、このクラフトでなければ駄目なのだから仕方無い。
「これで取引と行きましょう、簡単な事で渇望している知識が手に入るんです、安いものだと私は思いますけどね」
「・・・
もし・・周りに知られたら・・・私は命が無い・・・」
「それすらも暗示で消してしまえば良い事‥
違いますかクラフト殿?」
「エルンストで良い‥
分かった‥やってみよう、ただし2人切りになれ静かな場所が必要だが‥‥」
「それは私が手配しますからご心配無く‥」
全てのパーツが揃った‥
これで星は輝き回り出す‥‥最悪な方向に向かって・・・