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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第12章 政党を我が物に‥
彼の熱弁は、私の星読みで知り得た情報を、彼に流し込んだに過ぎない。
指導者の表の部分と、預言者の影の部分‥
この2つが合わさり、今の熱弁が確立している。
だが、それだけでは危険なので、最低限の制限は付けた‥
表の意識が強くなれば、強制的に影は引かざる終えないように‥‥
「・・はぁはぁはぁ‥‥」
「流石ですアドルフ‥
貴方の言葉は次々に真実になっています、私達は実に良き指導者を持った」
「そうです指導者!」
「はぁはぁ‥
そうだな‥予言は真実になる‥‥必ず」
(表の意識が強くなりましたね・・)
人はアドルフの事を神憑りとも言う時も‥
ヒムラーもゲッベルスも、このアドルフの予言に魅せられた。
(ゆっくりですが、確実に時代は進んでいる‥
後数年もすれば‥‥)
指導者中心の独国が出来上がる、これは外れない星の予測・・・
"コンコン・・・"
そんな予言騒ぎが終わった頃、扉をノックする音が‥‥
「失礼致します!
ヒムラー様、ご命令通り親衛隊を連れて参りました!!」
入って来たのは1人の女性‥
どうやらヒムラーの部下らしい。
「ご苦労ルセック‥
指導者を護衛しつつ、別棟で待機するように‥‥」
「はっ!!」