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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第12章 政党を我が物に‥
敬礼し下がって行く女性に、私は何か引っ掛かっるものを感じた‥のか‥?
「ヒムラー殿‥彼女は?」
「私の部下でテレーザ・ルセックという者‥
女性ながらなかなか見応えがあり、私が親衛隊に入れました‥実力も確かです」
「確か‥試験的に親衛隊を配置でしたか‥」
「今、指導者を狙う輩が多い‥
その排除の為にも、親衛隊は必要ですゼクス殿」
「それは分かりますがね‥
少々失礼‥彼女が気になったもので、構わないでしょうか?」
「勿論‥
だが彼女はなかなか落ちませんよ?」
「さあ・・・」
曖昧に答え、私は別荘から外に出た‥
気になったのは、あの女性にも星が見えたと思った為。
「・・・
山の上ですから、星は綺麗に見えますね・・」
居城程では無いにしろ、満天の星空は見える‥
その中で今の輝きの星‥‥‥
「外に何か?」
「おや先ほどの‥」
まだ外に居たとは、これは良い機会‥
テレーザ・ルセック‥彼女はどういう反応を見せてくれるのか?
「出来ましたら、別荘の中にお戻り下さい」
「貴女の事が気になって‥そう言ったらどうします?」
「ご冗談を‥‥」
「意外と本気なんですがね‥
女性がこんな夜更けに外など躰に悪いですよ」
「私は親衛隊員です、男女など関係無い!」