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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第12章 政党を我が物に‥
「ふふ‥
見付かってしまいました‥
所でアドルフ、エヴァはどうしましたか?」
直接アドルフの私室に入ったら、エヴァの姿が見えない‥
てっきり、それが目的で呼ばれたと思ったのに?
「コンラート‥
ナチ党に入党する気はないか?
勿論随時党内に居ろとは言わん、私の助言役で構わん」
「いきなりですね?」
数年付き合って来たが、アドルフは無理に私をナチ党に引き込む事はしなかったというのに、どういう心変わりやら・・
「信頼出来る者が1人でも欲しい!
それに"私の中の私"が、コンラートを所望している」
「なるほど‥
ですが私は、随時アドルフに張り付く事は出来ません‥それでも?」
「名誉党員というものがある、言わば党員と親衛隊どちらも合わせ指揮命令出来る役職‥
それで構わないか?」
高官以上だが、絶対的命令は有する‥ですか‥
それもまた一興・・・
「それでしたら構いません‥
アポイント無しで直接アドルフにも会えますしね‥‥」
「そうかっ!
ではこれを君に‥
ナチ党員最高幹部のみの金バッチをコンラートへ‥‥」
「確かに・・・」
差し出されたのは、最高幹部だけに渡される髑髏の金バッチと、黒色の軍服一式‥それも士官用。
「軍服ですか?」
「この方が党内を歩き易い、高官用だ誰も止めん、着替えて見るか?」
「良いですよ、隣の部屋を借ります」