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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第13章 偽装恋愛ー盟主の罠とルークの葛藤
自分だって、盟主の全てを知っている訳じゃ無い‥
そして、なかなか見せない盟主のお考えも‥‥
だけど‥あの丘の上で、盟主の本音を少しだけ聞けた‥
独国だけじゃ無い、完全な自由‥俺はそれを追い求めたい。
「ではCross selsって、盟主を守る為だけにあるの?」
「それだけじゃ無い‥
少し難しかったか?
此処に居るなら、自然と分かるようになるよ」
「・・・そうね・・・」
「・・やっぱり此処に居るのは嫌か?」
パウリーネの反応‥
自分はどう取って良いのか分からない・・
「嫌じゃないわ‥
部屋から出られないかも知れないけれど、娼館に居た時のように何人もの男性に躰を預けなくてもいいから‥‥」
「そうか‥」
「私はルークさんの相手をしていれば良いのでしょう?
ルークさんは嫌いじゃないもの‥また‥ギュッとして欲しいかな??」
「あ‥‥ああ‥‥‥」
パウリーネの言葉に、自分は隣に座っている彼女をギュッと抱き締める‥
柔らかくて、あたたかい躰・・
「ルークさんにこうしてギュッとして貰うのは好き‥‥」
「パウリーネ‥」
「ルークさんだけだもの‥
本当にこうしてギュッとしてくれたのは‥‥」
「・・そうなんだ‥
俺も‥パウリーネを抱き締めるのは嫌いじゃない‥‥」