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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第13章 偽装恋愛ー盟主の罠とルークの葛藤
ルークさん・・・ルークさん!!
『俺は‥‥分からない‥
だが、パウリーネは特別だとは思う‥他の女性にこんな感情は無い‥‥』
『抱きたい‥
誰にも渡したくない‥
俺だけを見て欲しい‥
パウリーネのぬくもりを直で感じたい‥
ごめん、こういう時に上手い言葉が出て来なくて‥‥』
それって、ちゃんと私の事が好きって、言ってくれているでしょう?
私も‥‥こんな風に優しくしてくれるルークさんが‥好き‥‥
娼婦だと知っているのに‥
誰と知らない男の人に抱かれ、汚い躰なのに‥
それを分かっていて、こんなに優しくしてくれる・・
鎖に繋がれていたって良い‥
こうしてルークさんに恋していられるなら、些細な事としか思えない。
「寒いだろうから、全部は脱がさない‥」
「あっ‥胸だけ‥‥」
ドレスの胸元を少しズラされ、両胸だけが出ている状態‥
その胸に、ルークさんは口付ける‥優しく‥‥
「ぁっ‥‥」
「・・・
もう少し強い方が良いか?」
上目使いで私を見るルークさんの瞳‥
こんな綺麗な青色だったんだ、前はそんな事すら気付かなかった・・
「・・ルークさんの好きにして良いから・・」
「・・そう・・」
また胸に口付けたと思ったら、チクッとした痛みが走る・・・