この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第14章 呪縛のパウリーネールークの嘆きー
「っ!
いけない、ルークさんが待っているって‥」
湯を使う為に、待っていてくれているんだよね?
じゃ早く終わらせなきゃ‥
慌てて先ほどの後始末をし、ほんの少しだけバスタブの湯に浸かり、何時も用意されているナイトドレスに着替えて、バスルームを出た。
「もう少しゆっくりでも‥‥」
「ちゃんと使ったから大丈夫‥」
「そうか‥
・・・・一緒に寝るかパウリーネ?」
「・・・えっ!?」
だって今さっき・・・
「ベッドで一緒に寝るかって意味‥
言葉足らずで悪い‥‥」
「あ・・はい!
ルークさんと一緒に‥寝ます」
そうだよね、私ったら何を勘違いしているんだろう‥
(・・・
さっき‥あんなに激しかったから・・)
思い出しただけで躰が火照る‥
花びらが舞う、あんな綺麗な場所で私とルークさんが‥‥
(女性はみんな、ああいうのに憧れるんですよルークさん‥)
お姫様のように‥
王子様がお姫様を奪ってくれるのを‥‥
(一生叶わない夢だと思っていたのに‥)
私は親に売られた娼婦‥
13才で親に売られて、そういう性的嗜好を持つ大人に無理やり犯された。
それからは、お客を取るのが仕事‥
男性を性的に喜ばす為だけの娼婦‥‥