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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第14章 呪縛のパウリーネールークの嘆きー
「うんん‥ルークさんって凄い筋肉質だなって‥‥」
「ああ‥子供の頃から鍛えているから‥
こんな場所だしな‥‥」
「あっ・・・」
此処はあの悪評高いCross sels(クロスシールズ)の中だった‥
ルークさんは大丈夫と言うけれど、街では怖い噂ばかり聞いた。
そしてルークさんが鍛えているのって、やっぱりそういう理由??
「不安にさせたか?
俺が居る限り絶対に大丈夫、パウリーネに指1本触れさせない‥」
「ルークさん・・・」
「大丈夫だパウリーネ‥
さっ、寝てしまおう、俺も流石に疲れた‥‥」
軽々と抱っこされて、ベッドに寝かされる‥
その隣はルークさん‥‥
「くっ付いていた方が安心するだろ?
俺も安心する‥パウリーネのぬくもりが心地良い‥‥‥」
「・・・・・」
噂‥ルークさん直ぐに寝ちゃった‥
もしかして疲れていたのに、わざわざ私に会いに‥来たの??
(・・嬉しい・・・)
ルークさんの心と、ルークさんのぬくもり‥
私も凄く安心する、ルークさんは大丈夫だって‥‥
目を閉じれば、ルークさんのぬくもりと共に、眠気がゆっくりとやって来る。
それに逆らわず、私はルークさんのぬくもりの中で安心した眠りに入った・・・