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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第14章 呪縛のパウリーネールークの嘆きー



朝‥‥



『盟主が今居城の外にいらっしゃるから俺も外だけど、ちゃんと時間を作ってパウリーネに会いに来るから・・』


そう私に言って、朝早くに部屋を出て行った‥
勿論部屋の鎖を私に付けて‥‥



(大丈夫‥待てるから・・・)


娼館から見れば、鎖が付いていたって此処は天国に近い。


質の良い食事・豪華なドレス・綺麗な部屋・・


殆ど1人なのは退屈だけど、時々は誰かが来てくれて少しだけ話してくれる。


それで十分、こんな私がそれ以上を望んじゃ駄目‥


そう‥思っていた・・・




ルークさんが来てから、何日経った後だろう?


その日は誰も来ない、そう思っていた所に、あの男性が部屋に入って来た・・・



「・・・
ふん‥盟主もあの従者も酔狂な‥
この偉大なるCross selsの本拠地である居城に、娼婦など入れるなど‥‥」


「・・・・・・・」


誰!?


長身で、如何にもしっかりした体格、それに手には‥鞭‥‥怖い‥‥‥



「なんだその目は!
仮にも、調教と拷問の賢人と呼ばれいる俺をそんな目で見るとはな‥
金で買われた奴隷娼婦如きが!!」


「金・・・奴隷・・・」


私は・・・・・



"ピシッッ!!"



「っっ!!」


調教と拷問の賢人と名乗った男性が、床に鞭を振るう!



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