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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第14章 呪縛のパウリーネールークの嘆きー
「先ずは服を全部脱げ!
奴隷が服を着ている方が間違い、お嬢様にでもなったつもりか奴隷娼婦?」
「・・・・・っ‥」
言葉を返せない‥
確かに私は娼婦、こんな綺麗なドレスが着れる身分じゃない。
「脱がんかっ!!」
「あ"あぁ――!!」
ピシッッと服と躰に鞭が入る‥
それも手加減無く何度も‥‥
「あ"あ"あ" 」
「貴様はまだ分かっていない、奴隷など何時でも簡単に処分出来るとな‥
言え!貴様は何だ?」
「わ‥‥私は‥‥娼婦です‥‥‥」
こんな悔しい言葉なんて言いたく無い!
「だったらプライドを捨てろ、娼婦は娼婦らしく裸でご主人様に仕えるものだろ?
分かるまで貴様は此処から出られない」
「あっ!?」
服を引き裂かれ裸にされ、私は両手両足を鎖で繋がれ、X字の状態で壁に張り付けにされた。
「娼婦の割には純潔そうな躰をしやがって‥
これがあの従者を籠絡した理由か?」
「従者??」
「ルーク・ガルシア‥
第5近衛階級の盟主の従者、賢人夫婦の子であり暗殺を専門としてこの居城の中で育った‥‥
盟主が目を掛けたから、のうのうとしていられるが、でなければ今頃は只の暗殺者だったろうよ」
そんな‥ルークさんが暗殺者‥
人を殺すように育てられた・・