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第14章 呪縛のパウリーネｰルークの嘆きｰ

「・・・
どういう事ですか！？」


「どうとは一体何だ？」


調教と拷問の賢人の居室に入った自分は、入るなり賢人に向かって怒りをぶつけてしまった・・



「パウリーネの事です」


「調教は終わっている、あの女ならお前に簡単に股を開くだろ？」


「話が違う‥
盟主からは自分の好みで良いと言われた‥
それに自分は今のままで良いと言った筈・・」


「・・・
誰に向かって口を聞いているルーク･ガルシア‥
盟主が目を掛けているからといっても、お前は只の第５階級、賢人である俺に指図するのか？」


「・・・・・っ！！」


確かに近衛程度で、賢人に刃向かう事は許されない‥
それを上手く利用されるなんて‥‥



「盟主はお認めになられたかも知れんが、俺は娼婦如きが居城‥しかも客間１つを与えられている事自体が気に食わん‥
娼婦なら娼婦らしく、雑魚部屋にでも放り込むのが本来だって分かっているのか！」


「・・それが盟主の命ならば・・」


「そうやって盟主が甘やかすから、こんなのが出来る‥
お前に相応しいだろ？
奴隷身分の安娼婦は‥‥」


「・・・・・」


パウリーネが云々では無く、ターゲットは自分‥
ただ八つ当たりだけで、パウリーネをああまで墜とした・・・