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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第14章 呪縛のパウリーネールークの嘆きー
「っっ!!
・・・はぁはぁはぁ‥‥」
「盟主!?」
「まだです!
今はまだ彼女の意識を引き上げたに過ぎません、問題は此処から‥表の彼女との折り合い‥‥」
そうまだ彼女の純粋な部分を、精神世界の奥から引き出したに過ぎない‥
問題は、調教された彼女に精神の彼女が勝てるかどうか‥
これは私1人では、どうにもならない。
「・・・
パウリーネは、ルークに騙されたと思っています‥
調教と拷問の誘導によって、ルークが暗殺者だと‥暗躍と暗殺が本来だと知ってしまった‥‥」
「なっ!?」
「ルークに操られ騙された‥
これが彼女の心の凝り、何故自分だったのかと‥‥
これには私も少し責任はありますね・・」
パウリーネを選んだのは私‥
そして暗躍したのは私の方であり、ルークは何もしていない。
「・・・・・」
ピクッと、パウリーネが意識を取り戻した‥
此処からが本当の彼女への治療。
「・・大丈夫ですかパウリーネ?」
「わ‥‥私は‥‥
嫌っ‥もう騙されるのは嫌!
優しくされて騙されるなんて‥‥嫌っっ!!」
混雑する意識、それを導くのは私では無い‥
「ルーク‥変わりなさい‥
後は貴方次第です‥‥」
「はい・・・」
私の腕の中に居た彼女をルークへ‥
変わりに私が戸口で見張りに立った・・・