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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



「そして最後に‥
調教と拷問の賢人が言った事で、1つ誤解があります‥
パウリーネ‥貴女を選び、そして貴女を居城に連れて来たのは私です‥‥
私が全て裏で糸を引きました、そこにルークは一切関わっていない‥‥」


「クルス様・・・」


「ルークは私の命を守っただけに過ぎません‥
そこから先は2人の問題ですがね?」


「「・・・・・・」」


互いに顔を見合わせて真っ赤‥
こういう所は、どちらも本当に子供らしい。



「くすっ‥‥
これ以上は野暮でしょう、私は退散しますか‥
そうそう、今日はパウリーネにもかなり負担を掛けました、ゆっくり休ませてあげなさい‥‥
そして賢人が付けた躰の傷ですが、時間を掛けて私が治して差し上げます、今日の所は我慢ですよルーク?・・・くすっ・・・」


「・・分かっています・・」


最後のごり押しの言葉に、少しだけムッとしたルークの顔が面白く‥
つい笑いを堪える事が出来なかった、この2人には調子を崩されてばかり・・・



(まあ‥収まる所に収まりましたから、良しとしましょう‥‥)


2人に必要な事は言ったので、本当に野暮にならないよう、私も客室を出る事に‥‥


それに・・・


私の方も、そろそろ限界だとは‥‥思う・・



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