この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



"ドサッ・・・"



「・・・・・はぁ‥」


ルーク達が居る客間から出て、賢人共を追い払うついでに、必要性がある事を指示した後‥


この最上階にある私の居室まで辿り着いたが‥そこで限界だった。


襲う脱力感‥
此処まで酷いのは何時振りだろうか?


脱ぐのも面倒だが、かろうじて埃だらけの軍服の上着だけは脱いだ‥
後は、ブーツすら脱がずにベッドの上・・・



(・・・
やはり均衡が狂いましたか・・)


血の飢えでは無い、精神力の使い過ぎでの力の均衡の狂い‥
こうなる事は予想は付いては‥‥いた。



「人の躰は脆弱ですから・・・」


パウリーネに使った力、あれは精神力でギリギリまで力を抑え、彼女に負荷が掛からないように精神世界を覗き見た。


でなければ、人の精神など簡単に破壊してしまう‥
昔とは違い、遺物の力をも吸収してしまった今の私の力では‥‥


それがこの代償、力の均衡の狂い‥
こうなると私は暫く動けない、強烈な脱力感に手足すら動かす事すら怠い。



(深く眠るのは嫌なんですが‥
それでも暫し眠ってしまう・・・)


深く眠った時のあの感覚、それは遺物の中で眠りに付いていた時の感覚。


ただ1人、何百年もさ迷った、孤独と黒と白の世界‥


だから私は深く眠るのを嫌う、目が覚めれば遺物の中のような気がして‥‥



/962ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ