この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
一晩、眠りを繰り返し、朝になる頃に漸く動ける程度迄に脱力感は軽減‥
昨日何も出来ずというか、そのまま倒れるようにベッドに転がってしまったので、先ずはこの埃だらけの服の着替えからだろう。
(・・・
傍目では分からない程度ですか‥
思ったより回復が遅い‥‥)
着替えついでにシャワーと思い、軍服を全て脱ぎ捨ててから、近くの鏡の前に立った。
見た目的には普通‥
だが元々白人種の白い肌が病的な青色に見える程には、体調不良が続いている。
(シャワーの湯と、服か何かで誤魔化しますかね?)
何時までも見ていてもと、サッとシャワーの蛇口を捻り湯に身を浸す‥
これで多少は肌に赤みが差すだろう‥‥気休めだが・・
(私がダウンするなど、賢人共に知られる訳にもいかない‥
盟主の立場も面倒ですね全く‥‥)
完璧な・・・
これが賢人共の私に対するイメージ、これを崩す気は無く、体調不良を意志の力で抑え付け普通に振る舞うつもり。
ルークに見付かったのは不可抗力として、私が口止めする限りルークは他には絶対に話さない、それは断言出来る。