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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



最近はずっとスーツ姿だったので、私ですらローブ姿に違和感を覚えてしまうが、数年着ていなければ仕方の無い話。



「そう言えば、昨日ルークもローブ姿でしたね」


あの怠さに少ししか見ていなかったが、ルークも近衛のローブ姿だったと記憶にある。



「・・・はぁ‥
何時までも動かないルークを、蹴飛ばしに行きますか‥‥」


ルークで思い出したが、まだ扉の前‥
いい加減返してあげないと、パウリーネも心配するだろう。


しっかり身嗜みを整えてから、居室の扉へ‥
開けて見れば案の定、横に立っているルークの姿・・



「やれやれ‥
何時の間に、そこまで心配性になったんです?」


「盟主!?
あの‥もう‥‥?」


最上階とはいえ此処は廊下、ルークも明確に話難いのだろう‥私が口止めしたから・・



「ご覧の通りです‥
それと昨日賢人共に少々指示を出しましたから、もう少しするとこの辺りも五月蝿くなりますよ?
その前に客間に戻った方が賢明ですルーク」


「五月蝿くですか?
盟主の居室の辺りだというのに??」


「この方が良いと、私が言い出しましたから心配無用‥
それにしても、ルークのローブ姿も久しぶりですね‥‥」


「盟主も‥‥」


「私的にはルークの方が、動きやすそうで良さそうですが‥
こればかりは、文句を言っても着させて貰えないので‥‥」



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