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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
パウリーネに強かに怒られ、クローゼットからドレスをチョイス‥
着替えるのに後ろを向いていてと、また怒られたけど‥‥
「・・・
サイズが・・・」
着替え終わったと思い振り向いたが、確かに今のパウリーネではサイズが合わない感じがする。
「もう少し細いのが良いな」
「・・痩せたから・・」
「その内戻るよ‥
でもそれじゃ動き難いか‥‥」
「何とか調整するから大丈夫よ‥」
女性の不思議‥
余してると思ったドレスを、付いているリボンや紐で器用にサイズを合わせてしまった。
「上手いもんだ‥」
「だって街だと、お下がりばっかりだもの‥
こういうのは慣れるのよ」
「そっか・・・」
外は全員が全員裕福じゃ無い‥
姉妹が多ければ、お下がりなんて当たり前の話。
"コンコン・・・"
「「??」」
「失礼致します‥
朝食をお持ちしました」
無階級の数名のメイド達が入って来たが、こっちの居城に居るのは珍しい。
「頼んでいないが‥」
「盟主からの直々のご命令と、調和と混乱の賢人様から命がありました‥
私達はこれから、パウリーネ様にお仕え致します」
「調和と混乱の賢人‥」
名の通り居城内や外との調和と、外への干渉を司る賢人。