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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
見付けたネックレスとティアラを見て、ルークにかなり引かれたが、目的の物も見付かり‥
私とルークは、揃って居城部分へと戻って来た。
パウリーネは既に部屋移動したらしい、意外に予定より早い‥
どうやら賢人共も、今回の事は本気で慌てた様子‥
私的には面白いが‥‥
最上階に上れば、普段は静かなこの場所も俄かに騒がしい。
「やはり女性が居ると、華やかになるもんですね‥」
「そんな呑気な‥
良いんですか、こんなに騒がしくて??」
「良いですよ‥
逆に今までが静か過ぎましたから、丁度良いです」
「・・静かな方が好みだと思っていました・・」
「それは勝手な想像ですよルーク‥」
「はぁ‥すみません‥‥」
私とて、気配が探れる範囲に人が居た方が良い‥
何事も1人では私だって堪える‥
まるで遺物の中に居る‥そんな感覚は二度と御免被りたい。
「・・・
気配から察するに、入っても大丈夫そうですね」
「・・そういう事まで分かるんですか・・」
「??」
ルークは何故か渋い顔?
何か変な事を言ったでしょうか??