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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第16章 一夜限りの花嫁ー幻の夜会ー



何時の間にと、盟主の手回しの良さに脱帽‥
こんな理由で数日間の空きが出来た。



"コンコン・・・"



「失礼します‥
パウリーネ様のお着替えが終わりました」


「ああ・・」


本来の任務の手配をしていたら、パウリーネの方が終わってしまった。



「って、俺の方!」


手配で自分の事は何1つやっていなく、慌てて正式になるローブに付ける宝飾品を身に付け・・



「帯剣‥‥は必要無いよな‥‥」


本来なら腰に剣を下げるが、今日は必要無いと思い剣はそのままで、腰の飾りだけ身に付ける事にした。


最後に先ほど盟主に頂いた、ピンクサファイアのイヤリングを忍ばせパウリーネの部屋へ・・・



「・・・・・・」


入った瞬間驚いた・・


純白のドレスを着たパウリーネに・・・



「ルーク‥さん‥‥?」


「・・・
本当に‥花嫁みたいだパウリーネ‥
凄く似合っている」


シルク地のシンプルなロングドレスながら、綺麗に開いた胸元と、思いの外細身のドレスが特徴。


それに金髪の長い髪が合っていて、社交界に出るお姫様か花嫁‥そんな雰囲気を醸し出している。



「ルークさんも‥
さっきと同じローブみたいだけど、少し変えた?」


「これが正式なんだ‥
ただし帯剣してないけど、夜会って言うんだから剣は要らないと思う」


「ルークさんのも‥格好良いです‥」


「そうかな?」


「はい・・・」



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