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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第18章 彼女の動向
君主制では無くなったとは言え、王族の力は健在、そんな微妙な均衡の独国。
右翼派のナチ党としては、王族と左翼は頭の痛い存在‥
そんな事は分かりきっている事。
そこで、傲慢のアドルフは左翼を一掃しようと画策中‥
考え方が傲慢のアドルフらしい。
「それで計画は何処まで?」
「7割と言った所か‥
たいぶ頭数は揃って来たが、本当に使えるのは半分程度と俺は見ている」
「実戦経験‥
こればかりは私でも‥
徴兵が終わった連中では動きが鈍くなりがち、かと言って新兵に引き金が引けるか疑問が残る‥ですねヒムラー?」
「相変わらず頭が回るゼクスは‥
その頭で良い案はないか?」
「そう言われましてもね‥」
コーヒーついでに煙草、すっかり癖になってしまった。
「・・・
残る手は追跡、ターゲットの行動を把握していれば、1人に対する人員は少なくて済みます‥時間が掛かるでしょうが」
丁度私が今やっているやり方‥
これが一番無駄を省きやすい。