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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
「死にたいのか?
指導者が頂点に君臨した今、下の連中ものし上がるのに必死だ、手加減は無いものと思え」
「理解はしています‥
要は死ななければ良い話、仮にも軍人が傷の1つや2つ作ったところで心動きますか?」
漸く貰った煙草に火を点けて一服‥
此処に来ると煙草は当たり前‥というより慣れてしまった。
「躰に付く程度ならな‥
顔になんか傷を付けてみろ、指導者の怒りの方が怖いぞ俺は‥‥」
「アドルフですか?
まあ嫌うでしょう、私の見た目を気に入っていますからね」
「・・・
完全なるアーリア人‥
指導者はゼクスの色彩と同じ子供を量産しようとしている・・・」
「それは私からは‥
確率論‥金髪青眼の夫婦だからといっても、同じ色彩の子供が産まれるとは限らないんです‥知っているでしょうヒムラー?」
「それが、確率が飛躍的に上がる実験をしている‥そんな話がある‥
この手は俺の仕事じゃないんで、確定的な事が言えん」
「ほう‥実験ね‥‥
興味はある、こう言っておきましょう」
「ゼクスお前‥種馬になりたいか?」
「さあ‥
公明正大に女とヤれるのは、男の本能ですよ‥」
「テレーザが怒り狂いそうだ・・・」
「それを言われたら弱いですね、彼女はなかなか嫉妬深い」