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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
本当にそうなのかは、甚だ疑問なのだが‥
テレーザの演技‥この可能性も否定出来ない。
「とにかく無事を祈るそ、これでもゼクスに信を置いているんだ俺は‥」
「勿論理解しています、付き合いも長くなりましたからね、私も貴方は信用しています」
ゲッペルスから見れば、余程信頼出来る‥
元来、私をアドルフに引き合わせたのはヒムラーであり、それだけに信用度は極めて高い。
ほぼ恒例のヒムラーとの話も終わり、私は何時も通り地下シェルターへと向かう。
(さて、私を狙うという愚かな人間に、どう報復しましょうかね?)
ゲッペルスが二度とその気にならないよう‥
そうなると、ルークに言ったように血祭りが一番効果的。
今の内なら、攻撃用の力は十分以上に発揮出来る‥
向こうが早めに行動してくれたら簡単‥‥そう考えていたら・・
「・・・
何て言いました?
飛んで火に入る・・・でしたか??」
誰から教えて貰った言葉だったろう‥
随分と古い記憶にも思える。
"・・・チャリ・・・"
背中から、私に突き付けられる拳銃・・・
「我々と一緒に来て頂きましょう、ゼクス中将‥」
「はぁ‥
拳銃をチラ付かされ、抵抗する気はありませんね」
拳銃はそのまま‥
私は数名の下士官と一緒に、別の場所へと行く事になった・・・