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第19章 世界を我が手に！

「くすっ‥
人間など私から見れば皆脆い、神と悪魔の恩恵を与る私に取って、人間など脆い玩具に過ぎない‥
それを理解していなかった貴方達、ですから‥教えて差し上げます、１人ずつ‥‥次は貴方‥‥」


目を付けたのは、窓際に寄って逃げようとした男。


今度は目に見えない空気の球を作り上げ、男をその中に閉じ込めた。



「！？！？」


まるでパントマイムのように、何も無いのに壁があり出れない男。



「このまま窒息までも良いですが、見える方が面白いでしょう？」


力を集中させれば、大気中の水が集まって来る‥
それを男が居る球の中へと注いでいく。



「ふふふ‥
溺れますねえ、このままでは‥‥」


「た‥‥助けてくれぇ――！？」


水は足下から徐々に高くなり、あっという間に腰を胸を過ぎ、顔まで後僅か。



「泳ぎますかね？
その中で‥ふふふ‥‥」


残りの２人が言葉も無く見詰める中、球の中の水は一杯に‥
息が出来なく窒息死し、水の中に漂う男、これはこれで見応えがある良い余興。