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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
「火‥風‥水‥次は地ですか‥
ベルリンはコンクリートの建物が多い‥‥」
最後の大佐の部下に手を翳す‥
男が立っている場所に急にぬかるみが出来、男は地中へと飲み込まれていく。
「コンクリートも分解すればただの物‥
しかも石と砂と重油、ほらもう少しで首まで、そうしたら今度は固めましょうか?」
「止めろっ止めてくれっ!?」
「人間は圧迫には耐えられません‥
コンクリートで圧迫されれば、後は言わなくても分かる筈」
首から上まで埋まった男に、今度は逆の性質の力を放つ‥
ぬかるんだコンクリートは固く変化し、男は悲鳴を上げながら圧迫され、簡単に息耐えた。
「残るは大佐‥貴方1人‥‥」
「ばっ化け物!?!?」
「くすっ‥
良い表現、良い表情です‥
恐怖を加味した人間は、私に愉悦を齎せてくれます、さあ貴方は何が良いでしょう?」
残るは1人、もう目に見える方法では無くても構わないので、私の一番得意な風の刃を作って大佐に放った。
「これはコントロールが自由ですから‥
じっくり遊びましょう?
私に刃向かった、貴方のその命で‥ふふふ‥‥」