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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
「えっ?
ゼクス様が??」
何時ものように、ゼクス様と分かれ親衛隊の詰め所に居たら、仲間からの急な話‥
ゼクス様が数名の親衛隊と一緒に、このナチ党本部から出たと‥‥
(まさか反対派‥‥)
あの方が大人しく‥そんな訳が無い‥
某のリアクションはある筈、不味いのは相手の方だ!
「おいガルシア!?」
「少し出るっ!」
帽子を掴み、速攻で本部から外へ‥
自分1人では埒があかない、仕方が無いがベルリンに放っている無階級と連絡を取るべきだろう。
車を出して向かうのは、定期連絡のポイント。
「ルーク様‥
実は・・・・・」
どうやら、あの方が乗っていた車を見掛けたらしい‥
帽子で分かりにくかったが、目隠しをされていたのではないか?
そう言って来た。
「人数と行き先は分かるか?」
「あの方を含め車には5人‥
もしもの為と、数名に後を追わせました」
「それで連絡は?」
「ベルリン中心部から離れている訳では無いと‥
地図はありますかルーク様?」
「ああ‥‥」
市内の地図を広げると、無階級は1点に記しを付けた‥
この場所に連れて行かれたのか‥‥