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第19章 世界を我が手に！

「我々はどうしますか？」


「・・・
俺１人で良い、集団行動は今は不味い‥
親衛隊が活発に動いているんだ、なるべく分散して行動しろ」


「分かりました‥
このまま繋ぎを続けます」


「頼んだ！」


車に引き返し、地図に記された場所に向かって車を走らせる‥



(嫌な予感がする)


今のゼクス様は、補給が完全で力十分‥
捕まえた相手は多分‥ゼクス様の遊び道具になりかねない。


外に漏れるような、下手なやり方をする筈は無いが、中となると自分ですらゾッとする。



(盟主が本気でお怒りになられたら‥‥)


数は多くは無いが、自分は何度か目撃している‥‥あの無慈悲なやり方を、人間を物としか見ていない神の恩恵を賜った盟主のやり方を‥‥



「着いたっ！」


なんの変哲もないビルの１つ‥
とは言え注意は必要と、腰の拳銃を引き抜き、まずは１階へ‥‥すぐ分かったが‥‥


不自然なほどの水が流れている部屋、これが当たりだろう‥
細心の注意をしながら、ドアノブを回し扉を開けて見た・・・