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第19章 世界を我が手に！

「・・・
ルーク、良いタイミングですね・・・」


「・・・・・ゼクス様」


部屋の中は‥
墨と化した人間が１、地面に生き埋めになった人間が１、水に濡れた人間が１、そして全身を切り刻まれた人間が１、合計４人これで間違い無い。


それにしても無残な光景‥
ナチ党の尋問部屋でも、流石に此処までは見ない。



「どうかしましたかルーク？」


「いえ‥お怪我はゼクス様・・・」


「軽傷ですよ‥
ついでに言えば１日で完治します、そこは余計な心配ですね」


「ですがYシャツに血が‥」


「まあ‥多少ですよ、私に取れば‥
普通の人間でしたら死んでますが‥‥」


「ゼクス様‥‥
車にコートはありますので、外に出ましたら着て下さい‥
それと、これの始末は？」


「綺麗にしなければいけませんかね？
・・・いえ、敢えてこのままにしましょう‥‥見せしめですよ、ゲッペルスへの・・・」


「・・・
分かりました、では車へ・・・」


「ええ‥‥」


見せしめ‥
こんな形で発見されて、どれだけの人間が信じるだろうか？


その可能性も考え、ゼクス様は放置と言い放った‥
やはり全てを見据える方は、自分達とは考えが違う。