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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
"コツコツコツコツ"
(・・・
此処と聞いていたが、人気すら無い‥
だが使われている節はある)
昼間ゼクスと話した後、ゼクスが消えたという話が入り、部下に探らせたところ不自然な死体が沢山放置されてあった場所を見付けた。
しかも変死体‥
あんなのは俺でさえ初めて見たほどの、無惨な光景‥
そして死体はゼクスを連れ去った軍人共だった。
それで気になり、こうしてゼクスから聞いていた居住地に来て見たのだが、あまりにも人が居なさ過ぎではないか?
"コツコツコツコツ"
それとなく広い屋敷をこうして歩いているが、人1人すら出会わない‥
本当に此処にゼクスが居るのかすら怪しくなって来た。
(確かこの屋敷は、過去には独国王家の所有の1つ‥
そんな場所を簡単に根城に‥‥いや、ゼクスだったら出来るんだろう)
初めて会った時から不思議な奴だった‥
指導者と意気投合したがナチ党には入らず、ただ貴族の末裔とだけ。
だが一覧を見てもゼクスという家系は無い‥
だとしたらゼクスは何者か?
(指導者の敵では無い事は確か‥
そして指導者は、ゼクスを全面的に信用している)
「・・・・??」
今、少し向こうの部屋から声がしなかったか?
それに釣られ、俺はその部屋まで行って見る事にする。