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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!



「・・・
余計なところを見られてしまいましたね・・・ヒムラー??」


「・・・気付いていたのか・・・」


私が声を掛けたら、扉の向こうに隠れていたヒムラーが姿を現した。




「・・・死体・・・
しかも女、それにしてもこの惨状は、いったいどういう事だゼクス?」


「見たままの話‥
私の大切な玩具‥‥私の為の餌とも言いますがね‥
意志も記憶も無い女性達、それを餌にしているのが・・・私・・・」


「・・・餌・・・」


軽く説明を聞いて、ヒムラーは奪い切った女性達を見て渋い顔‥
まあ、普通の反応でしょう、生きた人間を犯し血を奪うのだから。



「広い意味でアドルフは知っていますよ、私が教えました‥‥私が何者かも全て‥
ただし普通にしているアドルフには、その記憶は無い」


「どういう事だ?
指導者に普通以外に何がある??
・・いや、指導者は言う"私の中の私"と‥」


「ヒムラー、貴方は本気で指導者の味方に付きますか?
ゲッペルスは少々違うよう、本当の味方であれば絡繰りを教えましょう‥
どちらを取りますか?
ハインリヒ・ヒムラー」


究極の2択・・・


頷けば秘密を‥


拒否すれば、私の意のままの人形‥


選ぶのは本人次第‥
私は、どちらでも構わない。



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