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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!



"コツコツコツコツコツコツ・・・"


あれから軍服に着替え、ヒムラーと共に官邸へとやって来た、こんな夜に‥
いや、夜だからこそ意味がある。



「夜に指導者の部屋に近付くのは禁止されているはず、指導者自ら禁止された」


「知っていますよ、そしてその理由も‥
絡繰りは夜でなければ意味は無い、何故アドルフは夜に人払いするのか、行けば直ぐに答えは分かります」


「先を詠む為、そう我々上官達は聞かされている‥
指導者の予知に妨げが無いよう、夜は誰も近付かないだった筈」


「・・・
それも含めての答え‥
ああ、先に言っておきますが、今時間のアドルフを不機嫌にしないよう願いたいですね、私は命の保証まではしません」


「・・・・・」


もう1人のアドルフ‥‥影のアドルフは短気であり、私以外では簡単に殺られてしまう可能性がある。


それを踏まえ、私は官邸で新たにアドルフの私室空間になった部屋の扉を叩いた。



「・・・良いですかねアドルフ?」


「・・コンラートか・・・
お前だったら構わん、サッサと入って来い」


「言われなくても‥‥」


扉を開け部屋の中に入れば、だらしなく椅子に座り、酒をラッパ飲みしているアドルフが居る。


本来アドルフは酒を飲まない、バレない内に切り上げさせなくてはならないだろう。



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