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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!

「・・いきなり酒ですか‥
朝残る飲み方は関心出来ませんよ?」
「酒は飲まないと言っているが、此奴は強い‥
多少飲み過ぎたところで、朝には響かん」
「そうですか‥
ですが、アルコールが体内から抜ける時間を考えれば、そろそろ控えて欲しい時間ですね‥
それと"アドルフ"は、そんな格好はしません」
「昼間は‥と言いたいのかコンラート?
昼であって私には関係ない、その為に此処には誰も入るなと言ってある筈だ」
「・・やれやれ・・」
少々オーバーリアクションを取り、戸口で固まっているヒムラーを部屋の中に入れ扉を閉めた。
「・・・
どうしてヒムラーを連れて来たコンラート?」
「どうして‥
そうですね、完全にこちら側に引き込む為‥‥そう言っておきましょうか」
アドルフの座る椅子を通り過ぎ、私は窓辺に軽く腰掛ける。
「昼間見ていたぞ?
不可解な変死体、あれは貴様だろうコンラート‥
あんなやり方はお前以外に出来ん、目的はゲッペルスへの牽制、よくやるな??」
「流石‥‥
上がった報告だけで私と気付くのは、アドルフ貴方1人だけ‥
良い見せしめでしょう?
人間があんな感じで死んでるのは、相当記憶に残ると思いますがね??」
「・・拷問道具と、死体と離れた場所に血痕と血溜まり‥
拷問されたか?
その割には平気な顔だが」

