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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第20章 テレーザと中央施設
うっかりと熟睡してしまい、目が覚めたのは夕方近く‥
少々名残惜しいが、そろそろ別荘に潜り込まなければならない時間。
この場所から別荘までは、さほど離れてはいない、山を降りずに山間を走り抜ける方を私は選択‥
その方が目立たなくて済む・・
(さて、どう入り込みますかね?)
別荘近く・・・
私は別荘を見渡せる場所で、侵入ルートを少々思案‥
仮にも指導者アドルフの別荘、警備兵はそこかしこに点在し、なかなか警備の穴が少ない。
(・・・
山側‥‥こちらの方が警備が手薄‥
此処から山側に回り降りて見ますか)
こういうのも、私の身体能力の成せる技‥
開拓し開けた道路側から、軽々と山側に入り別荘の上まで登って、一気に別荘の敷地内へと降る。
(こちら側は侵入しにくい、私的にはそこが盲点ですがね)
敷地内に入ってしまえば、サッサと建物‥‥別荘内に入ってしまえば良い事‥
何度も訪れている別荘内は、思っているより使用人が少ない事を私は"知っている"
だからアドルフの家族が使っている場所の反対側、ゲストルーム辺りで私はテレーザの反応を待つ事にした。