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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第21章 ルークと盟主の契約



距離が空いていて、はっきりと確認は出来ないが、彼の瞳の色が違う!?


綺麗な青色の筈なのに、今は闇夜に光るような金色の瞳?
まさか、こんな瞳がある筈が無い!



「・・・
どうやってこの場所に‥
確かにベルリンに居た筈・・・」


「ええ居ましたよベルリンに、見送ったじゃありませんか‥
後は‥‥そう自力です、私の足を使って山を仲介すれば、比較的早く着く事が出来る‥‥ああ普通は出来ませんか??」


「まさか‥
車も飛行機も使わずに、私より早く着く事は出来ない」


「ではそういう事にしておきましょう‥
テレーザ、貴方がこの山の上に来た理由は‥‥これでしょう?」


彼が内ポケットから出した物、それは指導者直筆の渡航許可書類!



「知っていて‥
ワザと抜いた‥‥」


「知っていましたよ、わざわざヒムラーを通してアドルフに書かせた特別な物です‥
そして下の検問所に手を回したのも私‥‥」


「っ!!
どうしてっっ!!」


私が苛立ちと共に叫んだのと、彼が立ち上がったのは同時。



「・・・その鞄の中身、それを持ってロシアに逃亡ですか?
中央はそう指示しましたか??
中央施設第14階級テレーザ・ルセック・・」


「っっ!!!」


バレていたっ!
では今までのは全て・・・



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