パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 ルークと盟主の契約

「動かないで！
その渡航書類を渡しなさい！！」


「欲しければ、貴方がもつその鞄を渡す事です‥
私的には穏便な方法でも、少々強引な方法でも、どちらでも良いんですよ？」


「拳銃を向けている私と、何もしていない貴方、どちらが有利だと思って？」


「そう、普通はテレーザ貴方でしょう‥
ですが、私が避ける可能性というのを考えていますか？」


挑発を挑発で返す‥
あまり利口なやり方では無いが、私とテレーザどちらが有利かは知らしめなければならない。



「動いてもいないターゲットを外すとでも思って？
馬鹿にしないで！
私はそこまで弱く無い、そんな甘い訓練を受けていない！！」


彼女の拳銃の引き金に掛かっている指が動く‥
かわすか受けるか考えている最中に、それは突破私とテレーザの間を遮った・・・



「・・・駄目ですっっ！！」



"パンッ！パンッ！パンッ！パンッ！パンッ！"



叫び声と共に拳銃の銃声、そして‥‥私の前で拳銃を遮る‥‥ルーク！？



「えっ！？」


「・・・なぜ・・・ルーク！？」


私の前に躍り出て、テレーザの銃弾を遮ったルークは、銃弾を受けその場に崩れるように倒れていった。