この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第5章 ルークの面倒とミュンヘンの夜
「盟主・・・無茶過ぎます・・・」
「私的には普通です」
ミュンヘンの拠点に着いた頃には、ルークはぐったりで私は普通。
普段は抑えているだけで、本来の身体能力を出せば、この程度は運動にすらならない程度。
「居城から急降下‥
あれは‥辛いです盟主」
「ああ‥只でさえ山の上で、城の高さもかなりありますし、なかなか体験出来ませんよ」
「・・・・・・・」
何か不都合があったのか??
この時期の私は、人間が耐えられる、絶対降下ラインというものを知らなく、ルークにかなりの負担を強いていたらしい。
逆に言えば、鍛えていたルークだからこそ、耐えられていたとも言う・・・
「ルークは暫く休憩が必要なようですね‥
私の方は少し街を覗いて来ます」
目的の前に、今のミュンヘンの街がどういうものなのか、把握しておきたい。
ルークを拠点に置き、私は暫く1人で夜のミュンヘンの街を散策して見る事にした・・・