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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第22章 現実と悲しき別れ



「はぁはぁ‥‥ぁぁ‥‥」


「ちゅるっ‥
もっと‥‥パウリーネ‥‥」


・・これが最後になるかも知れない・・


その思いが自分を熱くさせる‥
元々イタリア人の自分は、一度火が点いたら熱く情熱的に相手を求めてしまう傾向はある。


勿論、そんな感情を抱くのはパウリーネただ1人だけ‥
他は演技か適当、娼館に修行に出された頃から見れば、自分もかなり使い分けが上手くなった。


欲しいのは‥


抱きたいのは‥


犯したいのは‥


パウリーネだけ、他では駄目なんだ‥
パウリーネの変わりなど、誰も勤まらない。



「・・・
脱がせても良い?」


「はぁはぁ‥‥はい‥‥」


キスが激しかったのか、パウリーネは息も絶え絶え‥
そんな中で、自分はパウリーネのドレスを脱がしていく‥‥そう思ったら?


「??
俺も??」


「私だけって‥‥」


パウリーネが手を掛けているのは、帰って来てそのままだった自分の軍服。



「自分で脱ぐから‥
武器が沢山付いていて危ない」


「・・・あっ・・・」


パウリーネが手を離した瞬間に、ドレスを下着ごと全て脱がせてしまい、自分は一度パウリーネから離れて軍服を脱ぎ出す。



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