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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第22章 現実と悲しき別れ
拳銃・剣・ナイフ数本‥
そして隠し持っている、盟主から賜った銀の宝剣、はっきり言って躰中武器だらけ。
下手に触られたら、パウリーネに怪我をさせてしまう‥
武器を全て床に‥‥いや、銀の宝剣だけは丁寧に別場所に置いた。
「凄い‥‥
重くないの??」
「前は重いと思ってた、今は‥‥あまり気にならない‥
武器の重量より、躰の能力の方が高いから」
話しながら軍服を次々と脱いでいく‥
意外に面倒くさいのが親衛隊の軍服、全て脱ぎ切るまで暫く要してしまった。
「・・余裕だなパウリーネ?」
「えっ?
そんな事無い‥
ルークさんの躰を見て私ドキドキしてる、鍛えていて変わらなくて格好いいルークさんに‥‥」
「・・・なんか照れる・・・」
そういう目で見られていたと思うと、予想以上に恥ずかしさが込み上げる‥
それに、格好いいは良い過ぎだとも。
多少照れ隠し‥‥とも言えなくも無いが、自分はパウリーネが居るベッドに座り、パウリーネを引き込んで、しっかりと抱き締めた。
「・・やっぱりパウリーネのぬくもりが安心するんだ・・」
「私も‥‥
こうして、ルークさんに抱き締めてられると安心する、でも慣れないとね‥‥ルークさんが居ない事に‥‥」
「・・・ああ・・・」
「・・・泣かないで・・・」