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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第22章 現実と悲しき別れ
そんな自分の弱い心を、パウリーネはしっかり理解していてくれた‥
本当に‥‥手放すのを躊躇うくらいに、自分の事を真っ直ぐ見つめ・・
二度と、こんな女性には出逢わない‥
今だって盟主の気紛れという偶然の確率、こんな裏に身を置いている自分には‥‥パウリーネは勿体ないんだ。
泣くより笑って手放すのがパウリーネの為‥
だが最後だけ、パウリーネをこの手にしたい自分の思い、今日を過ごしたら後は絶対に追わない、連れ戻さない‥‥それが自分なりの‥‥決断・・
「・・もう大丈夫・・
続き‥‥パウリーネが欲しい‥‥」
「・・うん、私もルークさんに愛されたい」
見詰め合って、また自然と唇が重なる‥
今度は激しさとは無縁な、お互いを確かめ合うようなキス。
唇をなぞり、舌を伸ばしてその形まで確かめて、ゆっくりだけど深く‥
揃って求め合うから、時々唾液の銀の線が見える、それがまたヤらしく自分の欲情を煽ってくれる。
唇を離し、パウリーネを抱き締めたまま、自分の唇と舌は首筋から鎖骨と、確かめるように滑り落ち、あの頃から見れば更にボリュームがアップした乳房をペロリと舐めて見た。
「んんっ‥‥」
「相変わらず、胸‥‥弱い‥‥」
「そういうのは変わらないの‥‥あぁ‥‥」