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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第5章 ルークの面倒とミュンヘンの夜
(反政主義‥アーリア人至上主義‥
やれやれ偏った人種主義の集まりですね、こういうのが、ろくでもない事を起こす‥‥)
と、此処まで思ったが、ふと頭を過ぎった事もある。
あのカリスマ性を持った流れ星‥
それは、こういう人々から出るのではないか?
もし私の考えが当たりなら、接触して見るのも悪くない。
元々私は古の欧州人種、人種的特徴は全て兼ね備え、本部遺跡から外という事で、瞳の色も今は青色‥
ナチ党が言う条件全てに当てはまる容姿。
(当たりますかね?)
立ち上がり、ワイングラスを持ちながら1階へ移動‥
少し様子を見ていたら、気になる人物を見付けた。
「・・・
失礼‥面白い話をされていると、気になりましてね・・・」
私が割り込んだのは、ナチ党と呼ばれていた、軍人と政治家の集まり。
「この話に興味があると?」
「ええ‥
私は生粋のアーリア人ですので、そちらの話に興味が湧いた‥といった所でしょうか」
「確かにアーリア人種の特徴を、余すところなく兼ね備えていますな」