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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第5章 ルークの面倒とミュンヘンの夜
此処で訂正しておけば、正確には独国はゲルマン人種。
ナチ党が言うアーリア人種とは、ゲルマン人種とアーリア人種が交わったものであり、本来はペルシア系が起源‥
かなり怪しいが‥‥
まあ‥私は彼等のアーリア人思想に、当てはまり過ぎるので、こういう態度を取って見ただけの話。
「貴方もそうではありませんか?」
「だが貴方程では無い、失礼ですが名は?」
名は昔から苦労する事の1つ‥
今回はどんな偽名を使おうか??
「ゼクス‥
コンラート・ゼクスと‥
ミュンヘン出身ではありませんが、戦争を避けミュンヘンのセーフハウスに来ています」
「それはそれは‥
私はハインリヒ・ヒムラー‥
貴方のような方を、是非とも私が敬愛する指導者に引き合わせたい」
「指導者・・・」
そのニュアンスを聞いた時の私の胸騒ぎ‥
もしかして、指導者という男が、私が見たカリスマ性を持つ者・・・
「アドルフ・ヒトラー
あの熱弁は、何度聞いても忘れてられない‥
彼こそが、ナチ党を率いるに相応しい!」
「それは私も気になります‥
貴方の様な方が、此処まで言うのであれば、その方の力量は本物でしょう」