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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第23章 暮れ落ちる黄昏の時
「・・お待ちしていました!」
「多少の抵抗と、話が長くなっただけです‥
何時になったら、その心配性が直るんですかねルーク?」
瓦解した瓦礫を最低限除け、ルークと騎士階級数名が王宮内に入って来た。
「これは癖です、直しようがありません‥
・・そちらは確か??」
「お久しぶりです‥
確か‥‥ルーク・ガルシアでしたわね?
クラウディアです」
「・・・あっ・・・」
「ルーク、言い方が失礼ですよ‥
今はクラウディア王女、独国に残る最後の王家の血筋です」
「っ!!
失礼致しましたクラウディア王女、我々階級持ちが国外まで手助けを致します‥
多少ご不自由をお掛け致しますが、何卒我慢して下さい」
「はい、お兄様共々宜しくお願いしますね」
「勿論です‥
後ろの騎士階級一堂、命に変えましても、お2人を送り届けて見せましょう」
やれやれ、ルークも気付いて言い方を変えましたか‥
出逢いが出逢いでしたし、多少砕けてしまうのはまあ‥‥許容範囲なんですかね??
ルークは2人を連れ、王宮から出た‥
騎士階級はオランダまで、ルークは国境線で引き返して来るでしょう。
「これで、長と続いた誓約も終わりを告げる‥
時代でしょう、新しきものを取り入れない限り、古きものは消え去るのみ」

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