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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第5章 ルークの面倒とミュンヘンの夜
私が次に向かったのは、上流階級向けの娼婦館。
混乱の情勢下では、この手の性的欲求を満たす場所が必ず存在する。
私が‥という訳では無い、前の事件もあるので、ルークの為に下調べに来た。
「15才前後ですか?
居るには居ますけどねえー」
私の顔を見て、娼館の主人らしい女性は多少の好奇と渋い顔・・
「誰が私と言いました?
相手は同じ年頃ですよ全く‥
それで、館から派遣も可能なんですね?」
「車か馬車を、そちらが用意して下さるなら‥
それに出張料も‥‥」
「手配は完璧に出来ますよ、料金はそちらに任せましょう」
「良いわぁ‥
では決まったら日時を教えて下さいな?」
「ええ‥使いを出すか‥私が直接選びに来ます」
少々不服だが、このラインで納得せねば‥
上流階級相手ならば下手な事はしない、そう考えたからこそ此処に来たというのに・・・
「やれやれ‥
私自身の事は最後ですか・・」
久しぶりに感情を剥き出しにし、今の私は気分が良い‥
だから‥このまま・・