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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第23章 暮れ落ちる黄昏の時
「全ては夢幻‥
そうでしょうヒムラー、ゲッペルス、歴史には残りそうですが」
「散々悪名高くなってか?
いや、残るなら良い案がある‥
指導者は生きて独国を脱出した、そしてもう一度第3帝国を作ろうとしている、地獄の底から睨みを利かして‥‥」
「何ですかそれは?」
「ヒムラー??」
「情報を逆手に取る‥
どうせ一部高官はUボートで、国外脱出を計って成功しているのを利用すれば良い」
「最後まで連合軍を引っ掻き回す、それも良いな‥
何時までも指導者の影に怯える連合軍共、それも面白い」
「俺とゲッペルス、2人が情報を操作すれば容易い事、問題はどの程度時間があるか」
「・・現状で言えば1週間掛かりませんね‥
今前戦に居るだけでは無く、後続部隊もベルリンに押し寄せます、これは確かな情報ですよ?」
ロシアの中央施設という名の情報、戦況は逐一本部にも入って来ていた。
「数日あれば十分だ‥
ヒムラーが根回しを、俺が拡散を、何時も通りにやれば済む」
「確かに‥
影武者数名を手勢付きで逃がすか、そうすれば信憑性が高くなるだろう」
「相変わらず悪巧みが好きですね2人は‥
最後です、目に見えないところで手を貸しましょう、内容は教えられませんが」
「お前が言うのが一番怖い、そう思わないかゲッペルス?」
「ああ、そうだな」
上手く替え玉案が決まったその時!!