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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第24章 遠い過去-大地の記憶
「・・・・・」
盟主は記憶が曖昧なのを故意的と言いたいらしい、確かに記憶力確かな盟主が、記憶が曖昧と言う事自体がおかしいと思う。
「こう話すより、実際に行って見ますか廃墟に、決して良い場所ではありませんが、現実を見る方が良いと私は思います‥
それと、誤魔化したようですが、ルーン文字はシッカリ扱いてあげますので覚悟して下さい?」
「誤魔化した訳では‥
それにしても、外にお出になられるのですか盟主?」
「あの場所ならば、賢人共は止める事は出来ない‥
ルーク、自身も賢人な事を忘れていませんか?
何時まで経っても慣れませんね」
「はぁまぁ‥
外ばかりで内々の事は中々、少しずつ覚えてはいます」
賢人の責務だとかは覚えたが、細かい事までは‥
詳細は多々あり過ぎて、20の賢人分を覚えるまでには至らない。
盟主は仰られた‥
出来る限り20の賢人分の責務を全て覚えろと、長く見れば必要になる、そう言われた。
「そう言えば場所を言っていませんでしたね、場所は稀少種が居を構えていた城の跡‥
昔はこの居城と向こうの城は、頻繁に行き来していました」
「だから止められ無い、稀少種の本拠地だから」
「そうです、廃墟になろうが残るものは残っていると思います‥
心境複雑ですがね」
何がには、盟主は一切答えてはくれなかった・・・